「侍道」シリーズの外伝に当たる「侍道外伝 KATANAKAMI」を購入し、
とりあえず本編をクリアしたので感想記事になります。
私自身「侍道」シリーズは全くの未経験で、
ダンジョンに潜って刀を集めるハクスラ要素に魅力を感じたので購入してみました。
他プレイヤーと戦う同期&非同期機能がある為、
Play Station Plus加入必須なので注意してください。
タイトル | 侍道外伝 KATANAKAMI |
発売元 | スパイクチュンソフト |
プラットフォーム | PS4、Switch、Steam |
ジャンル | 剣術アクションRPG |
価格 | 3,980円+税 |
先に結論を書いてしまうとこんな感じです。
侍道外伝の良いところ
— リマークス@雑記ブロガー (@remarks0904) February 23, 2020
武器の強化が楽しい
俺TUEEEEできる
他プレイヤーを狩ってアイテムを奪うのが楽しい
侍道外伝のダメなところ
UIが色々とクソ不便
昼にできることが殆どない
夜はダンジョンに潜るだけ
単調な作業の繰り返し
借金返済がダルい
色々尖っているけど4000円なら楽しめている方かな。
侍道外伝の概要
宿場町へ訪れた主人公はとある刀鍛冶屋の前で、
借金のカタとして刀鍛冶屋の娘が借金取りに連れ去られる場面へと遭遇します。
そこで借金を主人公が返済を手伝うのが主たる目的となります。
なんで通りがかりの主人公が借金の返済を手伝わなあかんねん!と誰もが思うでしょう。
私も思いましたがこれはどうやっても避けられない筋書なんです。
ちなみに初期の借金総額は10万銭でダンジョンに潜ってお金を集めたり、
拾った道具を売ってお金を工面していくことになりますが、
拾えるお金は4銭から300銭で道具を売っても最高1500銭くらいしかなりません。
さぁ、どうぶつの森みたく借金を返すことが目的の「侍道外伝」の始まり始まり。
(ちなみにクリア後も実はまた借金を・・げふんげふん。)
侍道外伝の面白いと感じた2つの項目

先に言ってしまうと「侍道外伝」を遊んでみて、
面白い項目は2つに対して、ダメな項目(後述)は4つです。
ダメな項目の方が多いから「はいクソゲー!」と判断するのではなく、
ダメな部分も目立つけどちゃんと面白いところもあるよと言いたいのです。
極見で敵を倒せると堪らない爽快感を感じる
引用:https://www.samuraidou.com/katanakami/system/
極見とは敵が攻撃してくるタイミングでガードや回避行動を行うと、
その瞬間に画面上に「極」という文字が表示され、
その瞬間に攻撃ボタンを押すと強力な一撃を叩き込めるシステムです。
雑魚敵だろうがボスだろうが他のプレイヤーだろうが、
タイミングさえあえば爽快感あふれる一閃でめちゃくちゃ気持ち良いです。

この辺りSEKIROとか死にゲーで遊んでいる人にとっては、
そのままのノリで遊べるんじゃないかと感じましたね。
侍道外伝で極見のタイミングが敵によってはめちゃくちゃ難しかったりするんだけど、SEKIROとか死にゲー得意な人にとってはお茶の子さいさいな気がする。
— リマークス@雑記ブロガー (@remarks0904) February 22, 2020
しかも極見を連発できた時、めちゃくちゃ気持ち良い。
刀を強化していき俺TUEEEEを楽しめる

初期で所持している刀はめちゃくちゃ弱く、
序盤の敵から2~3回くらい攻撃を当てないと倒せません。
しかし刀を強化して切れ味(攻撃力)を上げると、1発で敵を倒すことも可能となります。
さらに刀に号と呼ばれる呼び名を付けることにより、
切れ味の増加や被ダメージの軽減といった効果を付与することもできます。
これにより俺だけの最強武器を製作することだってできちゃいます。
侍道外伝のダメだと感じた4つの項目

「侍道外伝」は約4,000円とかなり安く設定されているんです。
通常のPS4のソフトであればだいたい8,000円前後なのに対し、
半額の値段で設定されていることから買う前から不安だったんですよ。
実際に買って遊んでみるとやはり粗が目立つというか、
人によっては拒絶反応が出るんじゃないか!?と感じました。
システムを理解しないとクソゲーだと売りそうになる。
「侍道」シリーズを一切遊んだことのないから仕方ないのかもしれませんが、
メインストーリーをクリアするまで実は3回、最初からやり直しています。
ダンジョンに潜って敵を斬りながら進んでいくアクションゲームで、
道中の敵に対して□ボタン(弱攻撃)と△ボタン(強攻撃)だけで進めていけます。
「あ。これボタン連打で進めてしまうかんたん無双ゲーやん!ラクショー!!」
調子に乗りながら進めていけたのは9階まででした。
10階にいるボスの前にはその戦法は全く通じないばかりか、
こちらのHP1800くらいに対し180~300くらいの被ダメージで、
さらにダウン状態でも同様の被ダメージを与えてくるのです。
変身中のヒーローに対して攻撃する悪役はいないでしょうが!
アクションゲームでは操作キャラの転倒中は無敵時間でしょうが!
ここでゲーム内での暗黙の了解を簡単に破ってしまうボスキャラに苛々しました。
その結果、見事に倒されてしまいます。
しかも借金の期日までに借金(分割払い)を返せないと借金の額が増額する仕様。
そして負のループへと突入したのです。
- ボタン連打でダンジョンを進んでいく
- 10階のボスに倒される
- 帰還できないので借金額が減らない
- 借金の期日がきて借金が増額する
- また1からダンジョンに突入する
- 1.へ戻る
このループでストレスに感じ最初から3回やり直しています。
「うわぁ、クソゲー買ってしまったな」と軽く落ち込んでしまいました。
実際にはがむしゃらにボタン連打するだけで、
敵の動きに合わせてガードや回避をうまく使いこなせていないだけでした。
侍道外伝、10階のボスが強すぎて全く勝てん。クソゲーかよ!!と思っていたけど回避にこだわらずガードできたので、ヒットアンドアウェイを繰り返せば勝てそう感はある。
— リマークス@雑記ブロガー (@remarks0904) February 21, 2020

ちなみに武器を強化すると無双みたいに俺TUEEEE可能です。
UI(ユーザーインターフェース)がクソ面倒すぎて最悪。
「侍道外伝」では同じ敵であっても刀の品質1~7までランダムに落とすので、
敵を倒している内に自然と道具が集まっていきます。
いわゆるハクスラ(ハック&スラッシュ)の要素ですね。
そこで問題となるのがダンジョン内で入手した不要な道具の破棄の手順です。
- オプションボタンを押し「メニュー」を表示
- メニューから「道具袋」を選択
- 「対象の道具」を選択
- 「動作メニュー」から捨てるを選択
- ❝破棄された道具はゲームから消滅します云々の警告文❞が表示
- 「はい」を選択
道具がいっぱいになるたびに6つの動作を最低1回はしなければならず、
最大所持容量が低く設定されているので頻繁にこの作業が発生することになります。
(2つ目以降に破棄する道具でも3.「対象の道具」を選択以降から開始)
はっきり言ってクソ面倒くさいの一言に尽きます。
敵を倒してたくさんの刀や道具を入手して、
そのままドンドン潜っていきたいのに逐一この作業で立ち止まることになります。
ユーザーにとっては爽快感を楽しみながら遊ぶ上で、阻害されているとしか感じません。
これでよくGOサイン出したな。
製品版に出す前に誰もがココでストレス感じるだろ!と思いました。

まとめて捨てられるとかボタン1つで捨てさせて欲しかった
所持品&所持金の最大所持容量が低すぎて装飾品の枠を取られてしまう。
装飾品を付けることで様々な効果があります。
例えば初回特典の「風来人の三度笠」だと最大体力+300、最大活力+300、
「風来人の道中合羽」であれば防御力+5といった効果です。
ダンジョンで倒されてしまうと全てのアイテムを失ってしまうことから、
1%でも死なないよう装飾品を付けたいと思うのがプレイヤーの心理です。
しかし実際に遊んでみると生死よりもまず真っ先に直面するのは、
道具の所持枠およびお金の所持金枠の最大所持容量が低く設定されていることです。
まず所持品の最大所持容量が低すぎてすぐに道具を破棄する機会が多すぎて、
そこで登場するのが「籠」や「薬箱」で道具の所持枠を増加する装飾品に当たります。
(それでもすぐに所持品がいっぱいになるので物足りない)
今度は借金を返す為のゲームなのに初期では999銭しか持てず、
そこで登場するのが「ガマ口財布」でお金の所持金枠を増加する装飾品に当たります。
(それでも1つだと2999銭しか持てないので物足りない)
ここで初期の装飾品の貴重な装備枠を2つ消費してしまうことになります。
実際に他のプレイヤーを倒して入手できる装飾品もほぼ90%コレでした。
もちろんどこに重点を置くかによっては何を装備するかはプレイヤーの自由ですが、
冒険を合理的に進めようとすると必然的にこの選択肢しかないので悲しく感じましたね。
単調な作業の繰り返しで怠くなってくる。

「侍道外伝」」は基本的に宿場町(1画面のみ)と異界(ダンジョン)を行き来することになります。
- 昼の宿場町で刀の発注依頼や冒険に必要なアイテムの購入
- 夜に異界へ潜る
- 異界で入手したアイテムを売り借金の足しにする。
- 1.へ戻る
この繰り返しです。
借金返済方法も刀の発注依頼に強い刀を送れば良いだけなので、
慣れてしまうと圧倒的な作業感を感じます。
そもそも昼の宿場町は遊べる選択肢が圧倒的に少ないのです。
マップは1画面しかなく北、東、西にそれぞれ道があるものの進めないですし、
昼のメインである刀の発注や冒険に必要なアイテム購入も10分あれば終わります。
あっという間にすることがなくなってしまい、
時間を進ませるために寝て夜にして遊んでいましたね。
最後に
私の遊んだ結論としては不便なところの粗さが目立っているけど、
一概に全く面白さを感じないクソゲーではなく定価4000円の代価を考えると、
10時間程遊べてまだクリア後のダンジョンもあるので楽しめる方かと思います。
これがフルプライスで8,000円前後で買ってしまったら、
値段不相応のクソゲーだったと書いていたと思いますね。
あえてこのミドルプライスで同期&非同期型のオンライン要素も入れたのは、
もしかしたらプレイヤーの感想をフィードバックさせて、
「侍道」シリーズのオンライン版を出す為の布石じゃないだろうか?と勘ぐってしまいます。
私はもう少しクリア後のダンジョンに潜ってみますので、
本日はこんなところでばいきゅ!
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