IT業界に住み着いて約10年・・・
途中、社会から離脱したり転職し4社も経験しました。どーも私です。
そんなIT業界でいるとよく使われる単語がたくさん出てきます。
たぶん新卒で入った人は「はにゃ?」と、
頭の上にクエスチョンマークが浮かぶこと間違いありません。
そんな本日は主に口頭ベースで使われるものをまとめてみました!
普通の業界で使いこなすと、少しカッコつけられる!(かもしれない)
思いついた限り、下記の通り。
口頭ベースでよく使われるIT用語一覧
- fix(フィックス)
- レビュー
- エビデンス(証跡)
- ブロードキャスト
- reject(リジェクト)
- オン・スケ(on schedule)
- リスケ(reschedule)
- 稼働時間
- 成果物
- 1人日
fix(フィックス)
「あぁ、知ってる知ってる!スターフィックスね!
あの任天堂のゲームソフト名作だったけど、新作出なくなったねぇ~!」
・・・ってそれはスターフォックスやっちゅーねん!
まだこれ1発目なんですよ、これ。
みなさん、付いてきてますか~?
fix(フィックス)は英単語だと下記の意味になります。
固定する、動かないようにする、(…を)(…に)取り付ける、据える、(ある場所に)しっかり取り付ける、定着させる、(…を)とどめる、確固としたものにする、明確にする、(…に)定める
引用:webioより
この意味をIT業界で当てはめると、
作業内容や計画、資料の修正完了版に対して、最終決定させることを指します。
fix(フィックス)の使い方
「その資料はもう全員のレビュー(後述)終わったし、fix(フィックス)しといて!」
「はい!分かりました。ありがとうございます。」
fix(フィックス)に対する私の所感
個人で完結する内容ならともかく、他部署や他お客様との調整が入ると、
なかなかfix(フィックス)するのが難しく、イライラから嘆きへと変わります。
レビュー
完成した資料やプログラム等を作成者以外のメンバーや上司等に見てもらい、
記述内容が正しいか修正箇所の有無を確認してもらうこと。
そして修正箇所があれば、コメントにて指摘される。
レビューの使い方
「新しいマニュアルが出来ましたので、レビューお願いします!」
「分かった、また何か指摘事項あればレビュー議事録にコメントしておくわ」
レビューに対する私の所感
レビュー依頼を投げる
↓
修正箇所を指摘される
↓
レビュー依頼を投げる
↓
修正箇所を指摘される
↓
以降、無限のように感じるループ
レビュー人数が多ければ多いほどよくあって、激しく萎えます。
エビデンス(証跡)
エビデンスとは、証拠・根拠、証言、形跡などを意味する英単語 “evidence” に由来する、外来の日本語。一般用語として使われることは少なく、
多くは、以下に示す分野における学術用語や業界用語としてそれぞれに異なる意味合いで使われている。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%93%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B9
このまんまです。
作業をした時の操作ログだったり、
エラーが発生した時に記載されているログだったり、
監査の時に提出する際の資料などを指します。
これがないと作業した証拠として自分の身を守れないので、
技術者は必ず作業実績としてエビデンスを残すようにしています。
証跡とも言われますが、意味は一緒。
エビデンス(証跡)の使い方
「そう言うからには、エビデンスあるんやろな?」
「出して、エビデンス!ほら早よ!エビデンス出せよ」
エビデンス(証跡)に対する私の所感
私が経験したパワハラ出向社員から言われたことあります。
ああ・・・思い出すだけで、胃ががが。
ちなみにその時の記事はこちら。

ブロードキャスト
皆さん普段何気なくインターネットに繋げていると思います。
実はインターネットに繋げる時には必ずIPアドレスと呼ばれる、
インターネット上の住所を割り当てられます。
そのIPアドレスを割り当てられたネットワークの範囲を対象に送ることを指します。
簡単にいうと現実世界の住所「大阪府大阪市北区」の住民全員に対して、
「グランフロントが火事だーー!逃げろー!」とアナウンスするイメージです。
ブロードキャストの使い方
「君の苦労したこととか、役に立ったこと、同じ課のメンバーにブロードキャストしといて」
ブロードキャストに対する私の所感
今の会社に入って上司からよく言われるますが、
この上司はいろいろひと悶着あって個人的に大嫌いなので、絶対ブロードキャストしません。
その場でreject(後述)しています。
reject(リジェクト)
①拒絶すること。拒否すること。
②捨てること。除くこと。
③身体が拒絶反応を起こすこと。
引用:https://www.weblio.jp/content/%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88
拒絶、拒否されることですね。
システムにreject(リジェクト)されてエラーとなっていたり、
日常のメールや口頭でreject(リジェクト)されると穏やかではなく一触即発の恐れもあります。
reject(リジェクト)の使い方
「営業がこんな無茶なスケジュールで、仕事できないか言ってきましたよ!」
「reject(リジェクト)しといて。」
reject(リジェクト)に対する私の所感
技術者のことを考えず利益優先で無茶な仕事を取ってくる営業と、
自分達の首を締めるような仕事は鼻から受ける気がない技術者のバトルがよく勃発してました。
もちろんreject(リジェクト)を使うのは技術者側。
オン・スケ(on schedule)
英字のまんまです。
作業が滞ることなく予定通り(計画通り)進んでいることを指します。
オン・スケ(on schedule)の使い方
「作業どう?オンスケ?」
「はい、予定通り進んでおりオンスケです。」
オン・スケ(on schedule)に対する私の所感
オンスケじゃない時=作業に遅延が発生していて、
まだ上司に報告していない段階で聞かれると「ドキッ!と心臓が跳ねます。」
リスケ(reschedule)
トラブルや予定よりも作業に時間がかかってしまった結果、
作業スケジュールが予定通り進んでおらず、スケジュールを引き直す必要があることを指します。
リスケ(reschedule)の使い方
「作業が大幅に遅れてもうてるやん!これはリスケせなあかんな」
リスケ(reschedule)に対する私の所感
リスケが発生するとスケジュールを引き直せる時はまだ良いですが、
それすらも余裕が無い時は現場の作業員は血反吐を吐きながら仕事をすることになりますw
稼働時間
作業を行う上での作業に対する人が行う作業時間を指します。
私の前の現場では1か月の稼働時間が決められていました。
稼働時間の使い方
「今月は稼働時間180時間もあって超しんどいわー!」
分かりにくいわ、ボケが!と聞こえてきそうなので補足説明します。
今月を仮に2018年2月としましょう。
2018年2月の営業日数(カレンダー上の土日祝日を除いた日)は19日あります。
そして1日の労働時間(休憩1時間を除く)は8時間です。
19日×8時間=152時間
1ヶ月の稼働時間が180時間と決められている為、
180-152=28時間
つまり8時間を19日間ガッツリ働きつつ、
残り28時間残業で調整して、180時間になるよう働くことなのです。
「忙しくも何でもない時になんで無駄な残業せなあかんねん!ダボがぁ!」
一分一秒でも早く家に帰りたいのに、この苦行ですよ。
(残業代よりも自由な時間の方が欲しい)
稼働時間に対する私の所感
前の現場がこの稼働時間が毎月割り当てられており、
この労働時間を気にしながら働くのが嫌で嫌で仕方なかったです。
これで一定以上の残業をしなくては良いので過労死は防げますが、
何もない暇な時に行う残業程、無駄無駄無駄無駄無駄無駄!と言いたくなります。
こっちはその時間をブログやゲームに費やしたいんじゃ!と何度思ったことか。
成果物
自分の作業に対する提出する結果を指します。
作業を完了させたならその時の開始時間、終了時間が記入された手順書や、
仕様書の作成や検証作業を行ったのならば、完成した仕様書や検証項目資料に当たります。
成果物の使い方
「もう今日月末だから、1月分の成果物まとめといて~」
成果物に対する私の所感
月末に一気に成果物をまとめる作業をすると、
「あるぇ~?あの時やった作業ログどこ置いたっけ~?」とかザラにあります。
そして探す時間も勿体ないし、無かった時の焦りようといったらもうねw
1人日(いちにんにち)
IT技術者では1日8時間を1人で作業する場合は1人日と言われる。
— remarks!@雑記ブロガー (@remarks68543783) 2019年1月28日
時間単位での見積もりを出すのが当たり前の世界なので、プロジェクト内容によっては時間の感覚はとてもシビア。 https://t.co/f20W8lud66
作業量を人で換算した場合の言い方になります。
例えばAという作業があり、1人で作業を行った場合を考慮しても、
「1日(8時間)もあれば終わる」といった場合は1人日と計算されます。
これが1人で作業を行って3日かかるのならば、3人日となります。
他にも1人週、1人月といった考え方もありますが、
週で計算した場合と1ヶ月で計算しただけの違いだけです。
あとは作業見積もりでも1人の時間単価で計算にも使われますね。
1人日の使い方
「この作業、どんくらいで終わる~?1人日で終わりそう?」
「むちゃですって!私なら3人日は欲しいです!」
1人日に対する私の所感
1人で終わる作業は1人日とは言いますが、
作業の難易度、作業に関わる人のスキルによって大きく変動します。
新卒の人が5人日でかかる資料作成も、人によっては3人日で終わらせられる人もいます。
その為、割り当てる人のランク付けされて、
そのランクにより単価も変わってくるんもまたシビアな世界だと感じます。
まとめ
案外、簡単にたくさんの単語が出てきて驚きました。
少なすぎてブログの記事にすらならなかったら、どうしよ!?
自分で作った造語集で余白を埋めるしかない!とまで思っていましたからね。
もしこのブログを見ているIT業界の方がいましたら、
こんな単語たちが飛び交う世界が当たり前になっていることでしょう。
ただ他の業界の人からしたら逆に新鮮に感じるかもしれないと思ったので、記事にしてみました。
あとIT業界は私の体験上、未婚者がめちゃくちゃ多い気がします。
ちょっとこの辺も覚えていたら統計とか調べて記事にしたいと思います。
ではでは、本日はこの辺で!ばいきゅ!
コメント